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サラエボのトンネル

2013/02/16

このトンネルの向こうから来て
生き存えた人
このトンネルの向こうに行って
命を失った人
このトンネルの側で
哀しむしかなかった人

今ではトンネルの先は埋められて
その上の滑走路を
国際線の旅客機が離着陸している

サラエボ

2013/02/15

100年ほど前に
皇帝の世継ぎを載せた車は
なぜかこの角を曲がり
群衆の中、彼の目前を過ぎようとした

引き金を引いた彼は
少し慌てていたかもしれない
けれども、確実に
銃声はいつも始まりを告げ
終わりを告げることはない

Jiro Dreams of Sushi

2013/02/08

他所では決して真似の出来ない
素晴らしい日本が
とても嬉しかった

スコットランドでも
あたりまえのように
スーパーで売っているし
歩いて2分の近所にも 'Sushi' を出す店がある

こんなに遠く隔たった国なのに
誰もが 'Sushi' を知っている

その理由は、この魂にこそ
支えられているのだろう

with pleasure

2013/02/07

今日が最後の上映というので
2度めのSkyfallを観に行く
22時30分スタートのシネマに
お客は自分一人だけ

破壊と再構築
ポストモダンな007

半世紀という時間をかけて
一周りして戻ってきた
最後のセリフが
ぐっとくる

聴く夢

2013/02/04

不思議なことに
朝起きたら頭のなかで
聴いたことのない
メロディーが流れている

しばらく鳴っていたのだけれど
朝の雑事をする間に
忘れてしまった

あれは音の夢だったのだろうか

漂流

2013/02/02

Life of Pi を観る

受け入れ難い
世界の不条理さを
救うための物語

小さな救命ボートで
果てしない海を漂い続ける
シンプルな狂気と
美しさの意味

Do you hear the people sing ?

2013/01/25

映画版のレ・ミゼラブル
メロディーこそ同じなれど
作りこまれた世界と
人物のクローズアップ
ここまで真正面から
感情でドライブされると
潔く涙も流せるというものだ

非現実的なのにリアル
豪華なのにシンプル

作品の引力が強ければ強い分
幕が下りた後
自分をその場に繋ぎ止められない不安さは
ミュージカルにも似ている

そしてあの旋律だけが
この世界で鳴り続ける

Or What you will

2013/01/13

ロンドンのアポロシアターで
Mark Rylance と Stephen Fry の
十二夜を見る

笑いと感動、そして惜しみない拍手が
きっと400年前と同じように
今日、沸き起こる場に僕は居た

エジンバラの最終フライトにぎりぎりの時間
空港行きのバス停に向かうため
慌てて乗り込むタクシー
ロンドン生まれという運転手は
エジンバラにも日本にも行ったことがないと話す
僕はなぜか日本のことよりも
スコットランドはいいところだよと
運転手に応える

...スコットランドとイングランドは
お互い嫌い合ってるから...
俺はまだエジンバラに行ったことがない...
明日は雪らしいぞ...
俺はシェークスピアは見たこと無いなあ...
グローブ座には行ったか?
エジンバラにもパレスがあるのか?
日本は寒いのか?
タイがずっと暑いらしいから
日本も暑いと思っていた...
このところアジア人がロンドンの街には多いね...
日本の首都はどこ?
東京は新しいものばかりなのか?

とりとめない話が楽しくて
劇場を出ても演劇が続いているような
ロンドンの夜

冬、ロンドン

2013/01/12

冬のロンドンに
3年続けて来て
3年続けて同じミュージカルを
見ていることに気がつく
4度目のLes Miserables
今だに超満員の客席
今回は、コゼット、マリウス、エポニーヌの
アンサンブルがとても良かった
しばらくはあのメロディーが
頭からはなれない日が続くのだろう

大雪

2013/01/11

1月には珍しい大雪のために
南部への旅は足止めになったが
おかげで再会できた人が
増えたのは嬉しかった

次は砂漠とあの風景と
そして会えなかった人に会うために
近々かならず訪れようと思う

広い世界にこんな場所があることを
とてもありがたく感じている