contact of the day

November 2001

October 2001

September 2001

失うべきでないもの

2001/10/31

カーナビをもっとシンプルにしたような、ハンディタイプのGPSを持っている。
人工衛星からの電波で、世界中どこでも自分の位置がわかる。(誤差+-15m)
目的地までの距離、方向、所要時間なども即座に表示される。
自分のいる場所、来た方向、進むべき方向、それがわかるだけで、
見知らぬ土地でも妙に安心するのは不思議だ。
ほんとは他にもいっぱい不安はあるのだが、一つの安心が別の不安を覆い隠してしまう。
けれど自分は他所から来たという緊張感は失ってはいけないと思う。

昨年は

2001/10/30

昨年はレンタカーで移動した。
帰る日に長距離運転(450kmぐらい)して、空港に直接行き、
車を返して、飛行機に乗る、というスケジュールだったのだが、
途中で大雪のため大渋滞、のろのろ運転、
しかも飛行機に乗り遅れる可能性もあるので休憩もとらず、
慣れない外国の雪道の高速道路で、かなり神経をすり減らして、運転した。
ドイツ語のラジオの内容がわかるわけもなく、雪はどこでどの程度降っていて、
渋滞はどの程度ものなのかもわからず、、
途中でおしっこには行きたくなるし、ほんと泣きそうだったなあ。

いまごろは

2001/10/29

昨年もドイツを旅行した。
ハンブルグの先のルービックという町にいる友人を訪ねたのだ。
今回も同じルートで行こうと思っているが、
レンタカーにするか、列車にするかまだ決めていない。

予定なし

2001/10/28

さて、昨日からドイツを旅行しております、
旅行中で更新ができるかどうかわからないので、
あらかじめその間の原稿を用意して、アップしておこうとおもったのだけれど
なんにも書くことが思い浮かばない。
ドイツはとっても寒いです、とか、ワーグナーのオペラを見ました、とか
適当に書いておくという手もあるが、
予定もないし予想もつかないのに先のことを書くのもなんだか空しい。
考えてみれば、ここ半年の間で、はじめての「予定のない」一週間なのだ。

旅行中

2001/10/27

この文章をもしあなたが見ているとしたら、
それは旅行先で、接続がうまくできなかったか、
あるいは、そんな気にならなかったかのどちらかです。
後者の方が確率高いかも、、

出発

2001/10/26

あと8時間程で、ジョルダンを出発して、ドイツに向かいます。
一週間後に日本に帰る予定。
何も予定を入れていない空白の一週間が楽しみです。
今日はたくさんの人に、アラビア語で「アッラマアァク」といわれました。
「神の御加護を」という意味です。

おかげさまで

2001/10/25

てきぱきと迷いなく、ごみを捨てたり、荷物をつめたりしてくれる友人達のおかげで
やっと引っ越しの荷物も片付きそう。
つみ上がった荷物を見て、自分の持ち物はこんなにあったのかと
少しショックを受けました。「身軽になりたい」なんて思っていただけで
実際は、ぜんぜん身軽じゃなかった。
しらないうちに、いろんなものに、しばられているんだなと、感じました。

砂漠と中島みゆき

2001/10/24

中島みゆきを聴きながら、砂漠の道を走る
これはとってもはまります。
荒野とか、地平線とか、ぴったりくるんです
これだけ大きなスケールのなかで、
音楽自身がちゃんと自分の居場所を知っているような
落ち着きさえあります。

季節が変わったなあ、と感じる日

2001/10/23

雲が低い。
車の窓を閉めて運転するようになった日。
横になって昇ってくるオリオン座、
よく買っていた無花果も店先からなくなりました。

半年前に来た時、最後の雨が降って、やってきた夏も終わり。

台所

2001/10/22

今日は台所を片付けています。
引っ越しのために、食器を包んだり、調味料を箱につめたり、
どんなことにも、終わりはくるんだなあと思いつつ
もう、この台所で料理をしないのかと考えると、ちょっと寂しい気がしています。

情報の流れ

2001/10/21

それはかつて、想像力を刺激したり、活性化させていたものだとおもうのだけれど、
今は情報のために、想像力が、麻痺している。
あふれる洪水のような情報に、誰も彼も、溺れている。
岸に着いてひと休みしようにも、波が高い上に、
川幅はいつの間にか海のように広くなっていて、岸はみえない。

黄金の国ジパングはどこにあるのだろうか。

日本食

2001/10/20

パーティに呼ばれて「すし」を握りました。
「ねた」はスモークサーモン、かにかまとコーン、アボガドと小海老、玉子、など
オーストラリアの米、中国製の米酢を使いました、
外国人には大受け。
中東でも、がんばればそれなりの日本食が出来るものです。
ちなみにアンマンに(まともな)日本食レストランはありません。

もうすぐ雨の降る冬

2001/10/19

雲がどんどん低くなってきて
湿っぽいにおいの風が吹きはじめました。
もうすぐ、アンマンでも半年ぶりの雨が降りそうです
寒くて、冷たいけれど、
人も、乾いた大地も、待ち焦がれた
雨の降る冬がやってきます。

時間割り

2001/10/18

天文に熱中していた中高生の頃、
次の日にテストがあっても、月食には出かけて行ったし、
自転車に重い望遠鏡を載せて山道を登るのもつらくはなかった、
学校の時間割りとは別の、天文の時間割りが自分達には確かにあって、
それはまるで、二つの異なる世界を行き来してたようだと、今になって考える。
どっちが大事でなく、どっちも大事な世界なのだ。もちろん今だって。

実感

2001/10/17

帰国のチケットを手にした。
これで日本に帰国するんだという実感が少しだけわいた。
日本の秋を楽しむのがとても待ち遠しい。
ジョルダンにも季節はあるけれど、やっぱり日本の季節感は素晴らしいと思う。

雑感

2001/10/16

いろんな場所で、いろんな人が、いろんなことを考えながら日々を送っている。
世界は知りようもない程、広くて深い。
昨日のような今日が、明日も続くとは限らない。

偶然

2001/10/15

どういうわけだか、ダウンタウンの古着屋で、
「江戸染」とタグの入った、藍染めの風呂敷を見つけた。
ほんとうは、イタリアあたりのジーンズの古着を探していたのだが、
まあ、同じインディゴだし、これもなにかの縁と思って購入。
中東の古着屋で、イタリアのジーンズを探す日本人に、江戸染の風呂敷が見つかる偶然。
世界は分断されているんだか、繋がっているんだか、、

懐かし

2001/10/14

懐かしのファンタグレープを見つけた。
大喜びで買って飲んでみたら、小さい頃に飲んだ、あのファンタグレープとなんだか味が違う
グレープ色の缶をよく見てみたら、Blackcurrantと書いてあった。
ファンタグレープではなかったのだ。
よかった、小さい頃のあの思い出の味はこれで守られた、と思った。

Blackcurrant(クロフサスグリ/ユキノシタ科の低木、実は食用)

誘惑

2001/10/13

休みなので、大掃除しながら荷物をまとめている。
あと2週間で、家を出るのだ。
昔の手紙やら、写真やら、ついひらいてしまう誘惑に負けないように、
ちゃかちゃか進めないと、、

大飛行時代

2001/10/12

ひょっとしたら、飛行機という乗り物自体の歴史が、
終わろうとしているんじゃなかろうか。
それは何かにとって変わられるというよりも
その成り立ちそのものに、どこか無理があって、寿命が来たように見える。
それを取り巻くシステムにしても、ここまで高度化してしまったら、
もう小手先の改善でどうにかなるレベルではないように思える、
未来は技術の進歩の先にあるわけではないのかも知れない。

砂漠の思考

2001/10/11

最近、仕事で地方に行くために、
デザートハイウェイと呼ばれる砂漠の道を通って車でよく移動する。
一時間半ほどの道のりだが、
どこまでも続く、荒れ野や、地平線を、ぼおっと眺めながら、
いろんなことを考えたり、思いついたり、
これはこれでけっこういい時間を過ごしている。
ここに毎日書くことも、そんな道のりで思いつくことも少なくない。
忘れてしまうことも多いけど。

決断

2001/10/09

何かに向かって進んでいる時、
ものごとをどんどん前に進めてゆくための決断よりも、
立ち止まったり、後ろを振り返ろうとする決断というのは
とても勇気がいる
そして、そういう隙間に失敗はひそんでいるような気もする。

ずるずる

2001/10/08

クリエイティブなエネルギーというのは、
使える量が限られているような気がする
ここぞという時に、しっかりクリエイティブしようと、
ピークの持って行き方で、時間の過ごし方が変わる。
ずるずると、クリエイティブでいることは、出来ないのだ。
それって自分だけなのかもしれないけれど、、

最近、更新が、数時間遅れることが多いです。
アクセスした時間に見れなかったという人がいたらごめんなさい。

秋の夜

2001/10/07

虫の鳴いているのがきこえます。
夜中にベランダに出てみると、オリオンが高く昇り、あかるい月がすぐそばにありました。
シリウスも冷たく光っていて、冬がもうそこまで来ているようです。

礼拝2

2001/10/06

目が覚めたら、朝の4時過ぎ、
近くのモスクから礼拝の放送(アザーン)が聞えました。
僕は「祈る」という行為を日常的に行っていないから
「祈り」のある日常を生きている人に、世界がどう見えているのかは想像できません。
同じ時間に同じ場所にいても、同じ世界を生きているわけではないのです。
彼等が「祈る」しかないような状況の時、
僕はどうしているのだろうと考えながら、
小さい頃、祖母が毎日あげていた祝詞を、
呪文のように布団の中で聞いていたことを思い出しました。

礼拝

2001/10/05

こちらでは金、土が週末です。
金曜日は礼拝の日なので、
休日と言っても、日本とは少し意味合いが違います。
モスクは礼拝の人でとても込み合い、
休みになるお店も多くなります、
宗教が生活に根付いているんだなあと感じます。
もちろん、礼拝に行かない人もいますが、、

しみじみ

2001/10/04

「それをいっちゃあ、おしまいよ、」と
「いってくれなきゃ、わからない」は
なかなか相寄れないものだなあと
しみじみ感じる秋の日でした。

時差

2001/10/03

サマータイムは終わったけれど、
まだこんな時間なのに、、という時間に眠くなって
まだこんな時間なのに、、という時間に起きてしまう、
早寝早起きでいいのかも知れないが、、
時差が残ってるようで、ちょっと変な感じだ。

4月以来

2001/10/02

風がずいぶん冷たくなってきました。
雲もよく見かけるようになりました。
日ざしは相変わらず強いものの、
夏はもう終わりました。

ジョルダンは今、最初の雨を、待っています。

プライベート

2001/10/01

10月になりました。
今月のcontact meギャラリーのテーマは「月/Moon」です。
秘蔵の!?写真を公開してますので、御覧下さい、

これから年末にかけて、帰国を含めてイベントがめじろ押しです。
これらはプライベートなことですが、
当然、ジョル天の内容にも反映しますので、おたのしみに
この contact of the day だって、プライベートなことばっかりといえばいえなくもない
でもここに書かないプライベートもたくさんありますし、
いちおう一線はひいているつもりです。
だだの日記じゃ、contact me じゃないですから。
contact me はひとりで完結することはあり得ないのです。
期待はしません、けれど、そこにあなたがいるという信念はあります。