つながるもの
2011/06/28
やまびこ、なすの、のぞみ、ひかり、さくら
短い一時帰国の間に
いろいろな名前の新幹線に乗った
駅で、青森、鹿児島という行き先表示を見て
本州が北から南まで
つながったのだと実感した
大地震の話
2011/06/26
日本に一時帰国
いろいろな人に大地震の話を聞く
その時にどうしていただとか
その後どんなだっただとか
その場所、その人、それぞれの話
100日という時間のせいで
少し落ち着いた部分もあるのだろう
まるで初めて人に話すことのように
そうやって、いろいろな人の話を聞くことは
とても大事なことに思えた
それでもまだ
ほんとうに大きな被害を受けた人とは
話していないのだけれど
それでも身体は動く
2011/06/16
イスラマバード、毎日のように
40度を越える猛暑の中
昨年は怪我のためできなかった
テニスやら水泳やらをやっているのだけれど
早朝6時のテニスで既に気温は30度とか
温水プールのような普通の屋外プールとか
同じスポーツに感じられないぐらい
全く初めての環境での体験
爽やかに汗を流して気持ちいいというよりも
暑さを我慢してじっとしているよりは
不快感が少ない、、ぐらいの消極的な快適さ
そんなふうに今年の夏が
身体に刻み込まれるのだ
人生のピース
2011/06/11
同じピースを選んだのに
ずっと前に手にとった時とは
ピースの形が変わっていて
ぴったりとはまる
場所が見つかる
そうやって
長い時間をかけなければ
はまらないピースが
このジグソーパズルには
いくつもあるのだろう
悲情城市
2011/06/10
確か大学生の時に
評判になっていたけれど
観そびれていた映画
「悲情城市」を見た
あの時、この映画を見なかった
時間を選んだのは
僕自身だ
何ものも変わらずにいることは出来ない
時間だけは
変わることなく流れ続ける
島国育ち
2011/06/04
カラチからの便で
イスラマバードに戻ると
案外と涼しい夜の空港
内陸のイスラマバードは
風が全く吹かない
乾いた気温40度の世界
海に面したカラチは
湿った風が吹く
モンスーンな暑さ
不思議なことに
カラチのジトッとした暑さが
自分には意外と肌に合う
決して快適ではないけれど
なぜか島国育ちの肌には合うのだ
テロも停電も日々起こる国から
2011/05/22
安全と安心は違う
便利さと豊かさとが違うように
安全をお金で買って
安心することは出来るかもしれない
便利さをお金で買って
豊かだと感じるように
安全で便利な暮らしよりも
安心で豊かな毎日を
過ごしてゆきたいものだと思う
経験知
2011/05/21
もうすっかり夏だ
日中は40度を越え
夜でも30度を下回らないような
この頃
なんとなく
家にいるときは冷房を
まだ使わないでいたのだけれど
節電というよりも
それは、この暑さを身体に覚え込ませるため
なのかなあと、気がついた
なんとなく初めて
あとで意味を知る
そんな経験知があっていいと思う
そのうち我慢も限界になって
がんがんクーラーかけてるかもしれませんが
一周年
2011/05/20
アキレス腱を切った日から
1年と10日が経った
あの時から
身体とマインドの
コミュニケーションの関係性が
入れ替わったのではと
思えてならない
身体が先に動いていた状態から
マインドが先に動く状態へと
一年経って再開したテニス
ボールを追いかけるその一歩の踏み出しに
まだ気持ちが、躊躇しているのを
知るのだった