contact of the day

April 2004

March 2004

February 2004

雨のシャッター

2004/03/30

今、住んでいる家のあたりでは
雨の日には、世界はよりいっそう静かになって
孤立感が増した気分になる。
別に世界と隔絶してるわけは無く
傘をさして外に出たり、車で出かけたりすれば
いいのだけれど
柔らかい水のシャッターに覆われているのも
悪い気分ではない。

スロットル

2004/03/29

原付バイクで走る
風が生ぬるい夜
いろんな場所で、いろんなにおいがした
いろんなものが、暖かさに力を得て
自己主張してるような気がした
僕も少しエネルギーが湧いたような気がして
スロットルをまわした

開花

2004/03/28

こんなところにも桜の木があったのだと
気がつくのは1年のうちでもこの時節だけだ。
いつも通る道や、いつも眺めている山が
そのおかげてとても新鮮に見える
なにかに祝福されているような気分のする
桜の咲く頃

スタジオの誕生

2004/03/26

小さな貸家だけれど
小さな部屋の積み重なった荷物を片付けて
自分の居場所が一部屋増えた。
たった3畳の小さなその部屋は
茅木山スタジオと呼ばれています。

水の記憶

2004/03/25

今週は泳ぐ週
先週末からそう決めて
ほぼ毎日プールに行っている。
毎日1時間ぐらい、水の中で過ごすのは
とてもいい気分で、
泳いでいるといろいろなことを思い出す。
記憶が水でつながるのだ。

後ろ姿

2004/03/23

曇り空、風の冷たい3月の午後
海に浸かり、頭から波をかぶりながら
沖に向かって波を待つサーファー達の後ろ姿が
なんだか修行僧のように見えた。
同じ波は2度とは来ない
波に乗っている時間は、待つ時間に比べれば限りなく短い
だからこそ、楽しいに違いないのだ。
サーフィンをとてもやってみたくなった。

雨戸

2004/03/21

雨戸を閉めて寝ると
ぐっすりと眠れることに気がついた。
朝になって、雨戸を開けると
真っ暗な部屋からまるで夜が逃げてゆくように
闇が,光に吸い込まれた。

134号を走りながら

2004/03/20

晴れていても、雨が降っても
冷たい雨の降る春分の日でも
昼でも,夜でも
ただ、渋滞しているときをのぞいては
134号線のドライブはとても楽しい
海は厳しくなったり,優しくなったりしながら
いつでも波を打ち寄せる
そこに誰かがいようと、いまいと

うぐいす

2004/03/19

2、3日前から、うぐいすの鳴き声を聞くようになった。
高校の時に、裏の山から同じように鳴き声が聞こえていた
授業中のことを思い出した。
違う時間に、違う場所で、違う春が来ようとしている。
今、聞こえているその声や
今、来ようとしているこの春は
今ではないところと繋がっていく。

ささやかなルーチン

2004/03/18

長々とした作業が一区切りついた
生温いような、春の明け方
天気予報では午後から雨らしい
JORUTEN.net の更新がはじまった日
この日常がはじまるのを
僕も心待ちにしていたのだ。