contact of the day

February 2004

January 2004

December 2003

広い世界で

2004/01/30

車の整備をしてもらっている人からのメール
砂漠を走ったあの車が
ついに日本の車検をパスしたらしい。
かの地から、約9000キロ離れた、この地を
同じ車で走る日がもうすぐ来る。
それはとても不思議な興奮だ。

世界は広い
けれど
絶望には値しない。
頑張れば僕らは
どこかには到達できるのだ。

芝居の稽古

2004/01/26

稽古中にいろいろなことを想像する、
言葉に縛られているようで、けれど役者の想像力は誰よりも自由なはず
なぜなら、台本の行間には何も書かれていないからだ。
台詞をおぼえて、感情をつくって練習する
けれど台詞は、飛び石のように連なる点でしかない。
川音の響き,川底で光る無数の小石、川面を流れる風、
飛び石でなくて、川が見えた時
世界は姿を現す。

2004/01/19

静かなジャズや、にぎやかなポップスが
部屋の中に流れはじめた。
窓から朝日が差し込んで
テーブルに影を作る。
洗い場に、洗い物が高く積み上がる
タオルの数と、色が増える
荷解きは終わり、生活が始まる。

回復

2004/01/15

風邪が治ってきて
体力が回復してくる時
元の状態に戻るだけなのだけれど
重力が軽くなったような気がする。
こんなふうに、自分の中の力を実感できると
つくづく健康はありがたいものだなと思う。

風邪

2004/01/13

風邪を引いてしまった
頭がくらくらする
咳が止まらない
食べ物が欲しくない
(でもいちごとパイナップルは食べた)
まったく久しぶりのことだ

普通の晩ご飯

2004/01/07

ほどいた荷物の中から
鍋と、茶碗を取り出した。
ご飯を炊いて、みそ汁を作り
チルドの餃子を焼いて、野菜をゆで
残り物のかまぼこを切って
テーブルに夕食を並べた。

こんな普通の晩ご飯が
家でやっと食べられるようになった日。

海を越えて

2004/01/06

ジョルダンから引っ越しの荷物が届いた。
長い船旅の後、埠頭で年を越したコンテナが
開くのを見るのは、とてもどきどきした。
コンテナの中に足を踏み入れると
自分の持ち物が、整然とパッキングされていて
タイムカプセルに入ったような気がした。

行ったり来たり

2004/01/05

横浜に通っている。
船積み荷物を引き取る為の手続きがいろいろとあって
要領を得ない僕は、税関や、港運会社を行ったり来たり。
それでも
晴れ渡った、風のない真冬の正午
空が広い港町を歩くのは気持ちのいいものだ。

春の海

2004/01/03

ふだんからのんびりと生活しているせいで
のんびりとお正月をすごしたという実感はあまりない
けれど、浜辺を散歩したときに見た海は
なぜかいつもと違って、とても穏やかに見えた
お正月だったからだろうか