玉乗り
2002/02/28
まんまるな満月が東から昇って来ました。
日本だと、夜中過ぎて、真上をとおりすぎたあたりだろうな、と思いながら、
丸い地球を想像しました。
東に向かって、歩きながら、
自分の足で、地球を回している気分になりました。
ペース変更
2002/02/27
さすがに日本からこちらにくると、ぐぐっとペースが落ちる
仕事でも、遊びでも、物事の進みかたはゆっくりしている。
日本のペースを持ち込むと、疲れるだけだし、
でもここのペースにどっぷりでも、物事は進まないし、
日本ではこうなんだよ!と声を荒げても
ここは日本ではない。
家探し(1)
2002/02/26
これから1年4ヶ月
暮らす家を探して、空き家を見てまわっている
希望は、職場に自転車でいける距離で、家具無し、ベランダ付き、、、
そんなに都合よく見つかりそうもないけれど、
希望は希望として、いろんな家を見てまわるのは楽しい。
からっぽの家の中を歩き回って、そこでの生活を想像する、
わくわく、わくわく
暦
2002/02/24
桜の花に似た、白いアーモンドの花があちこちで咲いている
イスラム歴の新年
「今年もいい年でありますように」という言葉をよく耳にする
月の暦は太陽の暦とは違って何日間か短いので
毎年めぐる季節とはすこしずつずれてゆく
1年365日とは別の、時間のサイクル
期間限定
2002/02/23
自転車を組み立てる
携帯電話を買った
新しい車、何を買おうかな
家を探しに出かける
何度目だろう、期間限定で
こうやって、新しい生活を始めようとするのは、
ここはどこ
2002/02/22
ひさしぶりに目を覚まされた、と思ったら
朝のはずなのに暗いし、
聞えてくる音は、まったくわけがわからない
聞き覚えのある声も聞えたけれど
ここはいったいどこなんだろう
テニスのコーチ
2002/02/21
以前、テニスを教わっていた、イラク人のコーチに電話してみた
しらないひとのこえ「ドイツに行った、もう帰らない、、」
行くことは前に聞いていたけど、もう帰ってるだろうと思ってた。
帰ってこないということはあっちで定住できたのだろう。
それはよくあること。
よりよい人生を求めて、祖国も、アラブも、離れてゆく
おめでとう、よかったね、
いつかドイツで、一緒にテニス出来るかな。
坂道
2002/02/20
到着早々、明後日からイスラムの休日で5連休。
天気も良くて、それほど寒くないので、
自転車でも組み立てて、どこかに出かけようかな
といっても、アンマンは坂道だらけ、、、
二つの現実
2002/02/18
あたりまえのことなんだけれど、いきなり仕事だ。
3ヶ月半の夢から、現実に引き戻されるような感覚を味わいつつも
いや、あれも確かに現実だったなあと、
日本のことを思い出す。
WANDERER
2002/02/17
3か月半だけど、すっかり日本が染み付いていたんだなあ。
いろんなものを引きずりながら、旅をするのは大変だから
成田空港、重量オーバーで払った超過料金分の荷物は、
ほんとうは日本に落としてきてもよかったものに違いない。
そんなことを考えながら、少しずつ、少しずつ
日本が遠く離れた国になってゆきます。
vice versa
2002/02/16
さて、いよいよ、明日からはジョルダンからの更新となります。
なつかしいとも思わないし、帰るという気もしない、まったく実感がないのは、
ちょっと日本に居過ぎたからかもしれません。
でもそれは、3ヶ月半前の帰国の時、日本に対して感じたのと同じ。
送別会
2002/02/15
出発の前々日
久しぶりの友達と逢った。
いつも出発の前にばかり逢うから、
1年、2年と間をおいて、送別会ばかりしてるみたいで
もう、送別会も飽きて来た、なんて話をしながら、
こうしてずっと、送別会を続けられたらいいなと思った
荷造り
2002/02/14
荷造りをしている
何を先に入れたらいいのか、後回しにするものばかりで
なかなか先に進めない。
たった2、3日の不自由なのに、
思い切れない。
結局、今回もきっと、
直前になって、なし崩し的にばたばたとまとめるのだろうけれど、、、
上空
2002/02/13
よく晴れた冬の日
国内線から富士山が見えた
空から見たのは初めてだったけど
やっぱり美しかった。
神輿を上から見るもんじゃないというが、
その感覚が何となくわかった気もした。
透明なハコ
2002/02/12
ハコものはいい。
ハコというのは、劇場とかホールのことだ。
古い映画館を復活させて、「ニューシネマパラダイス」を上映した。
一生懸命になって復活させたのは「ハコ」である映画館だけど。
ひとたび、銀幕に映画が映ると、そこはもうその映画の世界になる。
ハコは透明になるのだ。
その潔い感じって好きだ。
積み重なる時間
2002/02/11
ふと考えてみれば、生まれた場所で暮らした時間と、
そうでない場所で暮らした時間が、もうすぐ同じになる。
だからどうなのか、といわれても、よくわからない
でも、とても重要な瞬間なのかもしれない。
そして、これから、どこで、どう時間を積み重ねていくのだろう
シネマパラダイス
2002/02/10
古い映画館の掃除、
15年分の埃は、一度じゃはらえない
一拭きするごとに、時代を遡って、、
映画館が蘇えっていくような気がした、
こんなに楽しくて、気分のいい掃除は
初めての経験だ
Nothing But Blue Sky
2002/02/09
3連休前夜の下り新幹線は通路まで人が一杯だ。
こんな状況で音楽が聞けるなんてほんとうによかったとSonyに感謝する。
「I can see cleary now.」 を聞きながら、
ジョルダンのあの空を思い出した。
今は、「はっきりとみえる」にはまだまだ遠いけれど
早く、砂漠をつらぬくあのハイウェイで、この曲を聞きたいと思った
ホリーコール「I can see cleary now.」
一週目
2002/02/08
どうしてだろう、いつもあんまり相手にしてもらえない
名前もまだつけてもらっていない
嫌いなのかな
話し掛ける時はずいぶん近くに寄ってくる
遠くでも聞こえるよ
何を言ってるかはわからないけど
型と変化
2002/02/07
今日は少し泳ぎ型を変えてみた。
すると、いつもよりも2ストロークも少なく25mを泳げた。
とはいえ、やはりまだしっくりいかない。
けれど、少し嬉しかったことは、
ずーっと同じ形を続けてたからこそ、
体で変化がわかるのだなあと気がついたこと。
こうなってくると、おもしろい。
何年ぶりかで
2002/02/06
築地にいった
魚河岸の近くの、500円で食べられる、
チキンクリームコロッケ定食が目当てだったのだけれど
シャッターがしまっていた。
8年ぶりぐらいだったので、楽しみだったのだけれど、
あと1年半したらもう一度来ようと思って、
今日は、天丼を食べた。
そっちの店も8年ぶりだったのだけれど、
Time and Tide...
2002/02/04
時間は永遠に流れ続けるかもしれないけれど
機会は、今、この瞬間しかありません。
今日は一丁、250円もする豆腐で
麻婆豆腐を作りました。
精米したばかりの「あきたこまち」も美味しかった。
明日は立春
2002/02/03
正月に活けた万両と入れかえるために
近所の花屋で280円の梅の枝を買ってきた。
都心でも、季節はちゃんと感じられる、
つくづく日本の季節感というのはすごいなあと思ったのだった。
存在の耐えられない、、、
2002/02/02
部屋のどこにおいても、違和感がある。
存在感がありすぎて困る。
それが似合う部屋というのは、用意に想像がつくのだが、
自分の部屋をそういう空間にしたくはない。
大変なものを買ってしまったものだ
離れた場所から
2002/02/01
あと2週間で、ジョルダンにいきます。
パレスチナは悪くなる一方です
離れていると大きな結果しか見えてきませんが
結果よりもその過程に思いを巡らす想像力は
そんなときにこそ必要なのでしょう