国境の街、冬の一日
2007/01/06
1999年の特別な日
皆既日食がおこったあのちいさな街には
やはりあの家族が今でも住んでいて
7年と5ヶ月ぶりの訪問を暖かく迎えてくれた
最初に知り合った歯科医の長男は
(ヒッチハイクで彼を村まで乗せたのが知り合ったきっかけだった)
小児科医の奥さんと、今ではアルメニアで暮らしているという
弟たちは変わらず、子供達の数は増えて
お父さんもお母さんも、みんな元気そうだった
以前と変わったことといえば、携帯電話の番号を交換したこと
弟が持ってきたSony製デジタルカメラで
みんなで記念撮影をしたこと
そして撮った写真を
eメールで送る約束をしたこと
温かい昼食をごちそうになっているころ
冷たい雨が、みぞれから雪に変わってゆく
アレッポまでは所々、強い雪や、雨、みぞれの中
真っ暗闇のロストハイウェイ
結局6時間以上かかってたどり着いた
真冬のチグリス川
雪を抱くクルディスタンやトルコの山並みは
やはりとても遠い場所だけれど
縮められない距離と
縮められる距離がある
特別な一日のことを思い出すのでなく
遠く隔てられた場所でも、何処も同じ
今日という日常があることを想像するのだ
皆既日食がおこったあのちいさな街には
やはりあの家族が今でも住んでいて
7年と5ヶ月ぶりの訪問を暖かく迎えてくれた
最初に知り合った歯科医の長男は
(ヒッチハイクで彼を村まで乗せたのが知り合ったきっかけだった)
小児科医の奥さんと、今ではアルメニアで暮らしているという
弟たちは変わらず、子供達の数は増えて
お父さんもお母さんも、みんな元気そうだった
以前と変わったことといえば、携帯電話の番号を交換したこと
弟が持ってきたSony製デジタルカメラで
みんなで記念撮影をしたこと
そして撮った写真を
eメールで送る約束をしたこと
温かい昼食をごちそうになっているころ
冷たい雨が、みぞれから雪に変わってゆく
アレッポまでは所々、強い雪や、雨、みぞれの中
真っ暗闇のロストハイウェイ
結局6時間以上かかってたどり着いた
真冬のチグリス川
雪を抱くクルディスタンやトルコの山並みは
やはりとても遠い場所だけれど
縮められない距離と
縮められる距離がある
特別な一日のことを思い出すのでなく
遠く隔てられた場所でも、何処も同じ
今日という日常があることを想像するのだ