エジンバラフェスティバルだより(4)
2003/08/11
二人コント。「Riduculusmus」きっととても才能ある人たちなのだ、間合いだけでもけっこう笑えたし、ホームページもかっこ良かったし、、
しかし見事に失敗した。何をしゃべっているのかほとんど分からなかった。
パンフレットで調べて、きっとこれはフィジカルな、体をつかうコントにちがいないと思って選んだのだが、
(解説をもっとちゃんと読めば良かった、、)
舞台には2本のスタンドマイクと、シンセサイザー、サンプラー、エフェクターなどがあった。
お客さんは20から30人程度。少ないお客でも、拾い物というのがけっこうあるのがFringe
(小劇場系のエジンバラフェスティバル)なのだけれど、、
ところどころにシンセやサンプーでサウンドエフェクトが入る、二人のしゃべくり漫才、、みたいな感じだった。
お客はそれなりに笑っていた(特に女性)でもそんなに盛り上がらなかった。
ま、こんな日もある。
エジンバラフェスティバルだより(3)
2003/08/11
「LOFT」という舞台をみた。
一人の舞踏家によるパフォーマンス、
ステージとほぼ同じ大きさのスクリーンがバックドロップとなって
いろいろなイメージが映し出される。
主に舞台で踊っている舞踏家その人が映し出されるのだが
そこにいろいろと仕掛けがあって舞台と映像とのからみが面白い。
タイミングが見事で、舞台に映像を合わせているのか、映像に舞台をあわせているのか、
わからなくなる。そういう意味では作品としてとてもうまく融合している。
けれど目の前で踊る肉体よりもいつのまにかスクリーンの方に目がいってしまうのはどうしてだろう。
目の前の役者が何をするかよりも、スクリーンに何が映るかということに期待がいってしまうのだ。
もちろん自然とそちらに目が行くように、演出されているのだろうけれど、、、
映像は時に、照明や装置のかわりにもなれば、主役のかわりにもなる。
メディアとしての映像が、舞台上でその本領を発揮しはじめると、
生身の役者でさえ食われてしまう可能性があるのかもしれない。
エジンバラフェスティバルだより(2)
2003/08/09
今日もなぜかフランスの劇団だった。「Theatre O」は3年前に観た「3Dark Tales」 がとても良かったので、今回の「The Argument (A family Portrait)」にも期待。役者は4人。かなり「変」な家族のメンバーをそれぞれが演じる。
やっぱりおもしろかった。ラストに向かうエピソードの積み上げ方と構成、キャラクターのバランス、役者の動きの見事さなど、とてもレベルが高い。そしてラストシーンでは死の重さをずしりと感じる。死よりも絶望的なものはありはしないのだ。なんて、とてもシリアスな舞台のようだけど、しっかり笑える。いや、笑えるからこそ、その重さも感じられるのかも。セリフは前より多くなって聞き取るのは大変だけど、気にしないで見ているだけでもちゃんと楽しめる舞台でした。
エジンバラフェスティバルだより(1)
2003/08/09
Monty Python’s Flying Circus
なんとあのイギリスの伝説のコメディー「モンティーパイソン」をフランス人がフランス語で、舞台でやるのだ。放送されたエピソードの中からいくつかを、内容もほとんど変えずに、、、
「おち」はみんな知っている。それでも笑えてしまうのだ。それは他ならぬ「モンティーパイソン」の凄さなのだった。20年以上前のコントを再現して、ちゃんと笑えるというのは凄い。舞台が終わった時のお客さんの拍手には、なんだか本家の余裕のような妙な暖かさを感じてしまった。
2003/08/07
今までだって、夏休みのようなものだったのだけれど、
やっと夏休みが始まったような気がしている。
今日のエジンバラは、快晴。
夏の太陽とひんやりとした風と、街中を飛ぶかもめ。
安い航空券だったせいで、
2日かけて、飛行機に4回乗ってきたけれど、
そのせいで、ずいぶん遠くまでやって来た気分、
けれどここは知らない遠くの土地では無く、
この時間、この場所に、帰ってきたという気がしている。
一年ぶり、4度目の夏のスコットランド。