134号を走りながら
2004/03/20
晴れていても、雨が降っても
冷たい雨の降る春分の日でも
昼でも,夜でも
ただ、渋滞しているときをのぞいては
134号線のドライブはとても楽しい
海は厳しくなったり,優しくなったりしながら
いつでも波を打ち寄せる
そこに誰かがいようと、いまいと
うぐいす
2004/03/19
2、3日前から、うぐいすの鳴き声を聞くようになった。
高校の時に、裏の山から同じように鳴き声が聞こえていた
授業中のことを思い出した。
違う時間に、違う場所で、違う春が来ようとしている。
今、聞こえているその声や
今、来ようとしているこの春は
今ではないところと繋がっていく。
ささやかなルーチン
2004/03/18
長々とした作業が一区切りついた
生温いような、春の明け方
天気予報では午後から雨らしい
JORUTEN.net の更新がはじまった日
この日常がはじまるのを
僕も心待ちにしていたのだ。
No Day But Today
2004/02/13
ミュージカル「RENT」を観た
欲望に忠実になれば
死は近くにやってくる
けれど同時に
生も近くにある
生きることと、死にゆくことは、同義なのかもしれない
そんな切実さとはほど遠く
生きているのか、死んでいるのかわからない
かりものの日々を、ぼおっと送る僕らにも
そのことに気がつくチャンスは訪れる
No Day But Today
愛は買えない、けれど借りられる
かりものの中にも、真実はあるのだ
楽しいよ、おもしろいよ
2004/02/10
大阪でやっていた芝居が終わった。
集団で、ひとつのものをつくりあげていくことの喜びを
存分に楽しんだ3ヶ月間だった。
「どう?」と人に聞かれて
「楽しいよ」「おもしろいよ」という言葉を
こんなに何度も何度も発したことは
今までに無かったかもしれない。
そんな機会があったことに
今さらながら、感謝している
日本の道を初めて走る日
2004/02/04
久しぶりの車内のにおい、シートに腰を下ろし
そして、エンジンをかけて、車検場から、公道に走り出る。
窓から見る世界は、全く違うのに
自分と車だけは、あのときと同じ
エンジンの音が、
なにかを伝えようとしているような気がした。
ものづくり
2004/02/03
大阪で芝居作りに参加している。
ものづくりの空気は
僕が初めて芝居に参加した、15年ぐらい前と
ちっとも変わっていなかった。
そのことがとても、うれしかった。
広い世界で
2004/01/30
車の整備をしてもらっている人からのメール
砂漠を走ったあの車が
ついに日本の車検をパスしたらしい。
かの地から、約9000キロ離れた、この地を
同じ車で走る日がもうすぐ来る。
それはとても不思議な興奮だ。
世界は広い
けれど
絶望には値しない。
頑張れば僕らは
どこかには到達できるのだ。