春の順序
2003/04/18
以前は黄色い花で埋まっていた野に
赤い花が咲きはじめた。
紫色のラベンダーのような花も咲いている。
一度に、全ての花が咲き乱れるのでなくて
春にもちゃんと順序があるようだ。
ソダーバーグのソラリスを観た
2003/04/17
自分も、この世界も誰かの夢かもしれない。
生きているのではなくて、生かされているのかもしれない
そんな現実の中で、頼りになるのは
目にも見えないし、触れることも出来ない
けれど、明らかにそこにある、その感情。
感謝
2003/04/16
ジョルダンにいるイラク人に
「米国を支持してくれてありがとう」
と、言われた。
それが冗談なのか、本気なのか
僕は聞き返さなかった。
眠ってはいけない
2003/04/15
ソダーバーグ監督のリメイク版が公開されているので、
映画館に観に行く前に、もとになった、
30年前の「ソラリス」をDVDで観た。
大好きな映画。いつものように途中で眠くなる
そしてその「眠り」さえもが、
映画の一部のような気がしてくるのだ。
アンダーグラウンド
2003/04/14
「昔あるところに国があった」で始まり、終わる
ユーゴスラヴィアの映画。
「生まれた土地」に、たまたま、その「国」があったに過ぎない。
「国」を愛するよりも「生まれた土地」を愛することの方が
ずっと自然なことなのだ
失うものなど
2003/04/13
何かを得る時には
たいてい、同時に何を失っている
失われたものに心を馳せることは
得るものが大きい時ほど、大事な気がする。
準備
2003/04/12
ベランダのほこりを払い
窓を拭きました
夏真っ盛りの頃には、もうここにはいないけれど
夏を迎える準備をしました。
戦場にいなくても
2003/04/11
共有された映像と、共有された言葉で、
大きな出来事を体験するのではなく
想像力と感受性で、体験を自分自身のものとしなくては
世界と個人はどんどん剥離して行くような気がする。
家族
2003/04/10
友人の家族、
父親、クウェートで働いていたことがあるパレスチナ人、
母親、シリア人、姉、クウェートで生まれた、
数カ月前イラク人と婚約。
一家はアンマンの新興住宅地に住んでいる。
最近のイラク報道で、父は不機嫌、母はシリアが気掛かり、
義理の兄弟になるイラク人は機嫌が良いが父と口論は絶えず、
婚約者の姉はイラクにはいついけるのかと情報収集をはじめた。
一番小さな弟が、戦争を報道するテレビ番組を見て
分けも分からず泣いている、という。
青空のむこう
2003/04/09
とてもきれいな青空。
仕事の帰り、デザートハイウェイという道を走る車の窓から
東の空を見ていました。
800km離れて、この荒れ野の先にあるバグダットという街へも
この青空は続いているのだろうかと思いました。