contact of the day

back to joruten TOP

暑い国

2009/05/22

5月に入ってからは、毎日のように
最高気温が36度〜40度
食器棚から出したコップが、ほんのり暖かかったのを感じて
一昨年前のシリアのアレッポの夏を思い出した
暑いのと寒いのとでは、寒い方が断然好きなのだけれど
どうしてこうも暑い場所に来ているのだろう
けれど、うんざりするような気候だからこそ
毎日のようにマンゴーが食べられるという嬉しさもある

100km先と庭先

2009/05/20

さて、仕事の対象となっている地域のことが
毎日のように世界で報道されている
危険なのでそこに行くことははできない
100kmちょっと先の場所で
戦争のようなことが起こっている
僕は首都に借りた大きな家の
庭作りのことをあれこれ考える毎日

大きなニュース

2009/04/07

日本では大きなニュースにならなかったけれど
つい先日、つい近くで、自爆テロがあった
一般の民間人対象ではなかったけれど
治安部隊の何人かが亡くなり
銃撃戦もあったと聞く
僕はゲストハウスにいて、パーンという音と
サイレンの音を聞いていた
小さなニュースは
大きなニュースに
大きなニュースは
もっと大きなニュースにかき消される
紙面も時間も限られた中で
報道されるニュースの大きさは
相対的なものでしかないのだという
当たり前のことに気がつく

アストロノーツの心得

2009/04/01

日本の新聞に載るような大きな事件の他にも
毎日のように、テロや、争いで
いくつもの命が奪われている
そんなことがおこっている国に生活しながら
自分の命を守るために甘受する不自由について考えていると
ふと、自分は宇宙船の中で
暮らしているような気がした。
窓の外は真空の宇宙
自分がなんとか生きてゆける小さな空間を
せっせと維持しながら
宇宙船は目的地に向かう
そして、目的の星に到着しても
宇宙服を脱いで、思いきり空気を吸い込んだり
目に見えるものに直接触れたりすることが
出来るとは限らない

地球にいると、地球の外では
人は生きてゆけないことを忘れてしまう

一ヶ月目

2009/03/24

昨晩、2キロぐらい離れた場所で
自爆テロがあったようだ。
普段行くような場所ではないし
今いる場所で危険を感じるということも
いまのところ無いのだけれど
負のバイブレーションが伝わってくるような気がして
それはあまり気分のよいものではなかった
朝からのどんよりした空模様は
夕方には雨となり
それも上がった今は、少し涼しい
町はいつもどおり動いている

2週間目

2009/03/08

日差しがかなり強いこのごろのイスラマバード
日本だと5月ぐらいの陽気、
春過ぎて、夏を迎えようとする
気持ちも高揚する時節なのだけれど
こちらでは、長くて暑い夏が始まろうとする今頃の陽気は
歓迎されない季節を前に、かえって人々の気持ちを滅入らせる
それは例えば北国で長くて厳しい冬がやってくる前のような
感覚なのだろうか
「自然はいいね」なんていえるような、自然に囲まれて
生きられる人々は、世界にあまり多くないのかもしれない

1週間目

2009/03/04

パキスタンに着いて1週間が経った
首都イスラマバードは計画された首都で、「味」はあまりない
今日はラホールという地方都市でスリランカの
クリケットチームが襲撃されたという。

直接身体で感じることが無いという点では
隣の町で起ることも、遠く離れた国で起ることも
変わりはないのかもしれないけれど

パキスタンは苦しんでいる、、、
そんな話を隣に座るパキスタン人から聞きながら
テレビのニュースではない、身体で感じる何かを
得られる場所にいるのだということに気がつく

トランジット

2009/02/23

パープルの配色に金色の夕日が差し込む
バンコク、スワンナプーム国際空港でトランジット
出発前の慌ただしさとは
対照的なぽっかりとした時間
あと6時間少ししたら
否応なく始まる新しい仕事と生活を
予想も予測もできずにぼーっとしています

モノ、ヒト

2009/02/23

これから2年間新しい生活が始まるのだけれど
いつになく慌ただしい出発準備
けれど、いろんな人たちと一緒に
話したりご飯を食べる時間はゆずれない
それはモノの移動のためではなくて
自分というヒトが移動する準備であるのだから
そしてモノは積み残り、出発まで残り3時間と少し
Macのバックアップはそれまでに終わってくれるだろうか、、、

オレンジの手帳

2009/02/16

もう2月も後半なのだけれど
伊東屋でinnovatorの手帳を買った
見開きで一ヶ月、日曜日はじまりの手帳は
あまり多くはない
手帳を買うのは2年ぶりぐらいだけれど
以前使っていたのと同じinnovatorのシリーズを見つけた時は
少し嬉しかった
手帳が必要になる生活が始まる
先の見えない真っ白な期待
書き込まれる未来を楽しみに
新しい手帳をぱらぱらとめくった