ジョルダン天文クラブについてrakuda

rakuda ジョルダンはお世辞ではなく星がきれいです。
首都アンマンは大きな都市なので暗い星を見ることは出来ませんが、ここから車で三十分も足をのばせば、もう漆黒のバックグランドと、満天の星空が待っています。さらに三十分進むと今度は360度ぐるりと地平線の取り囲む砂漠のまっただ中に立つことが出来ます。さらに三十分進むと、そこは光害の全くない世界、星の明かりだけを感じられる美しくも恐ろしい環境に身をおくことが出来ます。さらに三十分進むと、隣の国まで行ってしまいます、、、

rakuda ジョルダンはお世辞ではなく天体観測に向いています。
一年を通しての年間降水量は、東京の2月分とほぼ同じ。しかもこの雨は10月から3月までの間しか降りません。そして5月から9月ぐらいまで、雲というものを見ることはほとんどありません。つまりほとんどピーカン、雲量ゼロなのです。だから星を見るのに邪魔なものは月明かりと犬と悪魔のささやきだけです。

rakuda ジョルダンはお世辞ではなく惑星観測にも向いています。(但しハムシーンを除く)
ジェット気流の下に位置する日本とは違って、ジョルダンの上空の気流はとても安定しています。星はいつもぴたっと空に張り付いたように見えています。木星や火星などの惑星を望遠鏡で眺めると気持ち悪いくらい表面のディテールが見れます。倍率をあげても、気流のゆらゆらは全く気になりません、、月も惑星も、ぴたっ、と空に張り付いています。まばたきしない星達にほんまかいなとまばたきしているのは僕達です。それはまるでプラネタリウムの空のようでもあります。
ハムシーンというのは春から夏の間の強い季節風(の時期)の事を言います

rakuda そんなわけでジョルダン天文クラブは、
ただでさえ少ない在ジョルダン日本人の中から、ただでさえ少ない天文ファンが集まってできました、そのため会員はたったの2名です。でもアラブ人特別会員は1名います。彼は先日のしし座流星雨の写真が全部みごとにピンぼけだったので、(ピンぼけの火球も写っていました)、かなりのショックを受け、天文クラブへの正式会員としての入会を保留されたうえに「ハッブル宇宙望遠鏡も最初はピンぼけだったんだから、、」とよくわからないなぐさめられ方をしています。(がんばれ!マーゼン)

rakuda ジョルダン天文クラブへの入会は、
どなたでも入会申請できますが、分野が分野だけにかなり趣味の偏った会であるということをあらかじめお断りしておきます。けれど私達はナイフエッジとかコンポジットとかカタディオプトリックとかそういう言葉をちりばめて、誰もが引いてしまうような内容を楽しげに語らうことには興味はありません。ただロシアに行って怪しげな光学製品を購入してみたいという野望を持った人は1人います。

rakuda ジョルダン天文クラブは1999年、
皆既日食としし座流星雨という二つの大天文イベントを経験したため、盆と正月と三博士が一緒に来たどころではない盛り上がりを呈しています。しかし2000年にはそういう大きなイベントもないので、地の利を生かして天○ガイドの読者の天体写真になぐりこみをかけようか、、とよからぬ計画を立てましたが、日本から取り寄せた最新号を見て、冷却CCDとか、フィールドフラットナーとか、フォトビジュアル系とか、良く分からないことばの連続に、この10数年間、天文をおろそかにしていたことに気がつき、マークXと望遠レンズじゃダメか、、、とすっかり意気消沈してしまったのでした。

rakuda ジョル天日本へ、、、
いつまでもジョルダンにいて骨を埋めようとするメンバーはいなかったので。結局ジョル天メンバーは皆日本に戻りました。大分や葉山や表参道などを舞台に、ジョル天メンバーは日々天文の普及に邁進しているかというとそういうこともなく、たまに集まってイタリア料理店でアラビア語やロシア語(1名)や日本語をしゃべりながら、お店の人に携帯電話ほかのお客様の迷惑になりますのでおやめくださいと怒られながらも、なにやら楽しくやっているのでした。

rakuda ジョル天サイトがついに
独自ドメインでオープン(2004年3月)したものの、コンテンツが天文から遠くはなれてしまった感があるのは、ジョルダンであんなに近かった星が、日本では遠く見えるからなのかも知れません。
一部、観光写真サイトみたいにもなっていますが、ジョル天のキラーコンテンツは(2001年から更新のない)「オーロラ」だったりします。
まあ細かいことは気にせずぼちぼち続けていきます。

rakuda ジョルダン天文クラブのこれまでの(輝かしい)活動履歴

2010/1
新しいディケイドの始まりはベルリンから更新、もはや天文もジョルダンも関係なく、最近の拠点はイスラマバード、しかし相変わらずジョルダン天文つながりは続く。
Twitter もちょっと入れてみた。もちろん天文とはあまり関係ない


2007/1
着々と? 続いてきたcontact of the dayの更新も少なくなってきたと思いきや、どうやらシリアからアクセスしているらしき情報。会員が誰もジョルダンにいなくても、天文コンテンツの割り合いがどんどん少なくなっても、ジョルダン天文クラブはジョルダン天文クラブ。地道に全ページをリニューアル(見た目にはほぼ同じで面白みがないが、、、)
実は最新技術も取り入れて、別ウィンドウで写真を開くのがかっこ良くなった。誰が気づくのか、、、


2004/3
新ドメイン JORUTEN.net がオープン。理由はライコスが infoseekに吸収されて後アドレスの転送サービスが終わってしまったせい?!
最近、水中写真をやっているメンバー?もいると聞く、、、新コンテンツへの布石か!?


2003/9
とうとうジョル天サイト管理者も日本に帰国。「ジョルダン」という名前も「ヨルダン」表記に押されてだんだんと聞かなくなり、交通費計算ソフトのことかと勘違いされる昨今。しし座流星群2003年も特に観測計画はありません。「天文をおろそかにしていいのか!」という内なる声もないので、、無理することもないか、、


2002/11
久しぶりの天文活動、しし座流星群2002年は、なんと日本にストリーミング中継、ライブ中はカメラもパソコンもそのままほっぽりだして、ジョル天は新規メンバー!?とともに砂漠の遺跡へと向かう。明るい月夜ながらも、すばらしく印象的な流星群の夜でした。でも「天文ガ○ド」の読者の天体写真に応募はしません。


2002/10
「contact me gallery」に写真を掲載中の吉岡さんが、なんとcanon写真新世紀グランプリを受賞。アクセス数も増えるかと思いきや、JORUTENはどこにもリンクしていない、どこからもリンクされてない、クローズドなWebサイトのため、相変わらずカウンターは細々と、


2002/9
初のデジカメコンテンツ、「contact of the holiday」は好評(?)を持って終了。コンテンツの天文離れさらに進む。


2002/2
作者再びジョルダンへ、ジョル天のコンテンツは細々と続く。新企画「aibo対Finderman」が極秘裏に盛り上がるが、いつ実現するのだろう。


オーロラおじさんとのコンタクトも成功、再びSwedenに、行きたいなあ


2001/11
そして日本でのしし座流星群は流星がいっぱい飛んだわりにはたいして盛り上がらず。理由は「地の利がないから」。


2001/11
ジョル天メンバー日本に結集するも、特に観測とか現像とかするわけでもなく、中華定食を食べて、帝国ホテルでお茶を飲むにとどまる。マーゼンの体格が気になる昨今


2001/9
以外や以外、地道に続く、contact of the day、
でもおかげで、毎日のように見てくれてる人がいるみたいでありがたいことです。
そして何を思ってか、contact me ギャラリーオープン
膨大な?ジョル天アーカイブから、天文に関係ない(そんなのばっかり)写真を載せていく模様。
天文関連以外のコンテンツの拡大に疑問視の声も(ウソ)


2001/5
ついにオーロラコンテンツをアップ!(といってもたいした量ではないが←出し惜しみです)
この先どうする!!


2001/4
地道にいくのもまたよしと、地味に始めたcontact of the day
はたしていつまで続くやら


2001/3
そしてとうとう、Sweden、北極圏にて、オーロラに遭遇!


2000/12
「しし座流星群」は天候に恵まれず全く見れなかった。地の利だけでもっていたジョル天のアドバンテージはもろくも崩れさる。
contact me プロジェクトはなかなかの盛り上がりを見せるものの天文から離れつつある内容に一部では懸念も、しかし砂漠の11時間露出、ラマダン一日目の細い月など、の撮影は成功。(某コンテスト向けの写真ではない)
会員No2の天体写真は、現像液の順番を間違えため消え去る(ごめんなさい)。運、不運、成功と失敗の世紀末。


2000/11
いよいよ「Contact Me」プロジェクトが始動する、これでいよいよe-コマース進出かとの噂も、今年もやってきた地の利をいかせる「しし座流星群」とともになかなか忙しそうなミレニアム。

「星ナビ」創刊号入手、どうせなら、もーと、もーとやわらかい記事がいいなあ、、ビギナー対象だけでも、深められる余地はあると思う。龍村監督の対談はよかったけどちょっと物足りない、、がんばってください


2000/8
砂漠地帯「ワジラム」近辺で、フランスの秘密基地?!と古代人の壁画を発見(ってベドウィンに連れていってもらったんだけど、、)この壁画をモチーフに「Contact Me」プロジェクトが発足

2000/夏
観測活動よりもなぜか、宇宙人や宇宙人よりもっとすごい「リュウグウノツカイ」の話で盛り上がる。くわしくは「ウチュウカラノツカイ」コーナーをどうぞ

スカイウォッチャー誌が休刊、がっかりする

2000/4/26
友の会発足、Webサイト設立されるも、天文とはまったくかけ離れつつあるその内容に、このままではジョルダン天文クラブのコンテンツをも侵食されかねないとの懸念から、現在ジョル天友の会をジョル天の活動と全く切り離し 独立した団体とするかどうかを検討中。

1999/11-2000/1
なんと地の利だけで撮影成功したしし座流星群の写真が、asahi.com(Webサイト)、SkyWatcher(天文雑誌)、天文ガイド(レベルの高い天文雑誌)に掲載される。天文少年の夢であった天文ガイドにはなんと本誌記事中1ページ全枠で写真が掲載されるものの、掲載前後の連絡も一切無ければ、掲載誌も送られてこないため、やっぱりオーソリティーとはこういうものかと、少しがっかりする。でも『比較的安価なシステムで稚拙な技術でも幸運にめぐまれればこのような写真がとれるという例です』なんてコメントが付かなかったのでちょっとほっとしている。

1999/12/9
「草加の狂犬トシ」が、入会規定のあまりの厳しさにたまらず「友の会」を発足させる。「友の会」は天文に多少感心はあるが、フィールドフラットナーとか冷却CCDとかタカハシとかいわれても何だかよく分からない人のための会です。

1999/11/17-18
しし座流星雨を観測(観望)。砂漠のまん中で流星のシャワーにうたれた興奮のままWebサイトまで立ち上げる

1999/11/4
木星が衝だったのでじみな観望会。

1999/8/11
シリアとトルコの国境付近、チグリス川を見下ろす素晴らしいポイントで皆既日食観測

rakuda ジョルダン天文クラブのこれからの(華々しい)活動予定

「友の会」はどうなったのだろう、ま、スラブはスラブとして、、

以上

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